ようこそ!Captain YAMACOのホームページへ。日本全国のマリーナをめぐりながらの日本一周の旅。カタマランヨット cara(カーラ)の航海日誌です。

Captain YAMACO 案内記
日本一周クルージング
” 2003年~2006年にかけて

4年間、仕事をしながら

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本州北海道2006-2

本州北海道2006-3

本州北海道2006-4

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沖縄2010-1

沖縄2010-2

の記録です。 ”
 
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■2010年 南西諸島 クルージング 5 ( 宮古 ~ 沖縄 )

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更新日:2010/09/20

9月15日(水)-16日(木)

 天候の合間と仕事の合間と今回の相棒の砂川さんとのセッションを考慮したらこの2日間になった。

なんとかぎりぎり天候が持つと読んだが不安材料は多々ある。しかし早く沖縄本島宜野湾マリーナに持ってかえらないと台風シーズンまっただ中で今回ラストチャンスと思った。これは後日、大当たりになった。

午後1時20分宮古平良トゥリバーを砂川さんと二人で出航したが宜野湾まで1昼夜(170マイルあり平均船速6ノットで30時間弱)とすると宜野湾に明るいうちに入港できるぎりぎりの時間だろう、それで食料もコンビニで買い出しした。荒れて食事の用意が出来ずバナナで食いつなげるとは思っていなくてバナナのことは頭になかった。後半少し荒れるとは考えていた。

兎に角出港してほどなく風が真向い状態(8ノット→16ノット)になり宜野湾につく29時間それは続いた。

波高は2mからうねりは3-4mに潮も動めくあまり良い航海ではなくなった。

また発電機のセルモーターが回らず、食料をコンビニで買ったため電子レンジを使うものは全てダメになり、

29時間でコンビニ弁当とかっぱえびせんとなった。

しかしこの揺れでは食欲は湧かなかった。(ビール、水分はよく飲んだ)

夜になると半月だが出て夜の海を照らし、月が隠れると今度は俺たちといわんばかりに星たちが現われて素晴らしい天空ショーを拡げてくれた。

そして物凄い太く大きく長い流れ星がグリーンとイエローの火花を出しながら行くさまを感動のまなこでみつめていた。

そして朝、少しずつ明るくなる様もこれも生命が湧くように思える。

遠い何万年前の祖先たちと同じ自然の営みを見せていただいたと思うと本当に良い経験をさせてもらったと自分の人生に感謝する。

沖縄本島近くになるとうねりが大きくなる風も真向いで強くなる。(16ノット)

宮古の南で低気圧が熱低になり台風11号になったらしい、その影響の風である

早くと思いつつも真向いの風で5ノット前後が続いた、

そして慶良間諸島が見えてほっとする。

そして宜野湾マリーナに6時30分入港してやれやれと思ったが今度は聴いた置き場所が判らず暗くなった瞬間にバースに着いた。

砂川さんとビールで乾杯ご苦労様でした。

でも狭い通路だ、ここは出入りは大変だ。

砂川さんは帰り、一人になり、発電機のバッテリーを主機エンジンのバッテリーと変えてみたがだめだった、

陸電があるから良いかと思って陸電のコネクターを守衛さんにことづけてあるとのことで取りに行くが無いとのこと万事窮すとはこのことまたまた食事もできず、冷蔵庫にあった宮古で買ったチーズバーガーと牛乳で夕食は済ませ、飛び降りた時にうった痛い左かかとをひきずりながら給水してシャワーを浴びて12時に寝た。

夜中、すごい音と同時に顔に雨を浴びたバースの上のハッチを開けたまま寝ていたのだ、時計を見ると3時、また再び睡魔に襲われた。

アルバム写真

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更新日:2014/01/14

宮古平良トゥリバー(トゥリバーとは静かな入り江という意味らしい)

神秘的な海の夕焼け

夜の海

朝焼けの海

朝の海

陽が昇った

沖縄の海

スコールの海

那覇エアポート、向こうに見えるのは慶良間諸島約40km弱

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