ようこそ!Captain YAMACOのホームページへ。日本全国のマリーナをめぐりながらの日本一周の旅。カタマランヨット cara(カーラ)の航海日誌です。

Captain YAMACO 案内記
日本列島東西南北
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■日本最東端 (納沙布岬)

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更新日:2011/07/26
これは知床岬

2006年7月

 納沙布岬沖は日本最東端ですが、濃い霧の中での航海でしたので廻った気はしないが、初めて聞いた霧笛の音でここは危険地域と判断した途端、定置網のドラム缶ほどある浮きとロープに乗り上げた。

後進を駆けて離脱した、しばらく進むと今度は眼の前にプシューという音と同時にマッコウクジラの背中が現われた、舵を切って間一髪回避をしたが、当分の間、心臓バクバクだった。暫くの間「トラウマ」になった。

納沙布岬の沖2km位に貝殻島(ロシア領)があるということは国境は納沙布岬沖1km位にある、定置網がほうぼうにあり沖へ沖へと行き、濃霧の中gpsで位置情報を獲ると

ボーダーまで200m位まで寄せられていた。

と云う訳で濃霧の中、五里霧中で今想えば夢の中でウロチョロしていたのかな?

廻った実感は未だなし状態です。

実感は危ないところです、

2006年3月まで北海道条例でヨット、モーターボート禁止令があったのが理解できました、あのように濃霧の日が多く、定置網あり、クジラも数多く棲息し、狭い国境ラインもありでレーダー装備も無い状態では事故(ヨットのキールによる定置網破損、濃霧中での国境越境事故等)多く発生し海上保安庁も息つく暇もないのが推測できる。

がしかし最近のヨットはgps、レーダーといった電子機器を装備した艇も多く禁止令が解ける要因になったと思われる。

知床岬の文吉湾(ここには番屋があり夏に使用する漁具類を収納できる小屋がある)

アルバム写真

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更新日:2011/07/28

これは知床岬 青線は航跡、黄線は進行方角、緑線は目的地の羅臼方角、黄一点鎖線は国境、対地速度は6,2ノット(10km)

これは納沙布岬、青線が航跡、緑矢印線が目標方角、黄線が進行方向、黄一点鎖線が国境、対地速度7,7ノット

日本最東端(納沙布岬) 青線が進行方角黄色の一点鎖線が国境

濃霧の海ミスナギドリと云って海中のプランクトンを餌にしている、行けども行けども濃霧の中に現われ進行方向にいる鳥は海中に潜り消えていきます。今まで見たことのない濃霧、沈む鳥と異様にこの世とは思えないほどの光景に怖さがあった。

現われたクジラにびっくり、びっくりして舵を左に切ってしまったが、間一髪相手は潜ってくれた。

これは知床岬

珍しいウトロ斜里漁港のトヨタの6枚ドアのヒ゜ックアツプ

羅臼港まで知床観光のために迎えにきてくれた羅臼タクシー

土日はホェールウォッチングに出港していく漁船

花咲港、いろんな人達が、、、、

夏のみ解禁の花咲ガニ(身に黄色した脂肪がところどころにある)それで油ガニとも云われ、たらば蟹とは一線を画き、あまり高価ではないが、夏に食できるのが良い。

霧の中で見るとそぞろ恐ろしさを感じるハナミス゜キドリ

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